素材を生かす
ごめんください。
ここ数年、発酵食品が見直され、身体を守る免疫力を上げることでクローズアップされています。
日本の食生活には欠くことの出来ない漬物、味噌、醤油、酒、酢、納豆、甘酒などは、それぞれのカビ、細菌、酵母の力で成り、私達は当たり前に食しております。
当社も、取引先のお客様に求められたニーズにお応えし、糀、甘酒を利用した商品開発をさせていただいております。
いろいろな案件に合わせ、考え、試作という挑戦過程は大変ですけれど、たくさんの発見があって…私は好きです。
うまく言い表せませんが、そのワクワク感がたまりません。
商品化出来なくても、全てが糧となります。
その中で、一本の柱”信条”とするものが素材の本来の姿を生かすことです。
例をあげれば四十年程前、今は当たり前の”つゆ”を作りました。当時、鰹、昆布の液体エキスだしと醤油、みりん、砂糖を合わせているものがほとんどでしたが、本来の旨み、こく、香りに物足りなさを感じ、鰹節の削りを何種類か取り寄せ、何度もしっかりと”だし”をとってやっと納得できたのが”わしだの万能つゆ””本かつおつゆ”です。
その頃から隠れファンが多い一品です。
今は発想豊かな専務と部長の二人の大きな力があって、いろいろ試作をし、味覚メーターの豊富な蔵のレディースの皆さんの感想を聞くという充実した流れとなっております。
一人では何事も前に進みません。チームワークの良さも当社の自慢とするところです。
こうしている間も、皆さんの笑顔が浮かんできて本当にありがたがんすのぉー。