断捨離
ごめんください。
当社は蔵と母屋が棟続きになっており、母屋は150年以上前からなる古い建物です。
基礎は石です。その上にお家が乗っているのです。
壁は土壁です。二階、台所等の水回り、居間以外の茶の間、奥座敷、手前座敷、奥の間、脇の間は全く昔のままです。
先代の父と母の寝室となっていた手前座敷を、二人が亡くなってから片付けたつもりだったのに、いつのまにか荷物の山となっていて、意を決して業者さんに片付けを頼んで、綺麗にお掃除までしてもらいました。
たんすの中の洋服ひとつひとつに父や母の顔や当時の会話が蘇ってきて、後髪が引かれる思いでした。
孫からは、こんな広いお部屋どこに隠れてたの?って言われてしまいました。
“開かずの間”でしたものねー!!
まだまだ片付ける所はたくさんあり、少しずつでもやっていかないと御先祖様に申し訳ないので頑張ります。
ただ、どうしようかと悩むのが写真です。
整理して箱に入れ、丸髷・着物姿の誰なのかわからい先祖様達の写真がたくさん入った箱の隣にしまっておきましょう。
強風や地震があると不安になる古家ですが…
その時はその時!!
“住めば都”で愛着たっぷりの鷲田家以外の終の住処はないと思うこの頃です。
ここで母への想いを込めて一句。
“断捨離で 部屋も心も爽やかに
想い出だけを 我が胸に秘め”
“夢の中 母との語らい 明け方に
眠りから覚め 笑みがこぼれし”
失礼いたしました。