ケセラセラ
ごめんください。
小さい頃、野山を走り回って遊んでいました。おてんばでした。
鬼ごっこ、けんけんぱ、縄跳び、まりつき、あやとりもしました。
私、5才の時の出来事をたまに思い出すことがあります。
村という集落の中、おばあちゃん同志が仲良しで、私より一才上の女の子、おとなしくて一緒に遊ぶ子がいないからと、おばあちゃんにくっついて我が家に来ます。
ある日、“あんたがたどこさ”を歌いながら縄跳びとまりつきを交互にして遊んでいました。
突然、茶の間にいるおばあちゃんのところに行って「何も貸してもらえない」と言って大声で泣いています。その場で私は祖母に叱られ、“えっどうして?”縄跳びとまりで仲良くしていたのに・・・
その後、村の中の彼女と同級の私のいとこが来て、「あんたの悪口を皆に言っているからもう遊ぶな!!」と言われて、どうしてなのかと彼女の家に聞きに行きました。
おばあちゃんはいじわるされたからと言って会わせません。
5才の私はわからないまま、関わらないことにして大きくなってからもお話しすることもなく大人になっていきました。
70才になった今、たまに当時の夢を見ることがあります。
何の感情もないけれど記憶の中に刻み込まれているのでしょう。
昨今、嘘の話とか陰口とかでいじめに繋がったり、SNSでの公開になったりと時代はめまぐるしく変わってきています。辛いニュースもたくさんあります。
人と人とのかかわり合いで成り立つ社会です。
地域、集落の中、友達、部活、学校の中、会社、職場の中、思った事があったらこそこそせず、堂々と上手に伝えるコミュニケーション力を身につけることも大切と思います。
陰口を言ったり、聞いたりしてもそこからは何も生まれません。虚しくなるばかりです。
逆に自分が言われたら、どんな気持ちになるだろうかと考えてみることも大切です。
幼い私に祖母は
「人に嫌なことをすると、必ず同じことが自分に返ってくるもの。天はしっかりと見ているんだから。」
と言い、「なぁーんだ。おばあちゃん見通していたんだ!!」と思ったものです。
いつ頃だったでしょう。昔、田舎っぺ大将の主題歌が好きで
“♪いいな いいな 人間っていいなぁ♬”って歌っていました。
今はミセスグリーンアップルの“ケセラセラ”を鼻歌で歌うことがあります。
人は何があってもポジティブに過ごした方が楽しい!!
人とのかかわり合いを大切にすると楽しい!!
そのためには誰とでも毎日の挨拶を気持ち良くして、笑顔を忘れないよう心がけましょう。
笑う門には福来るです。
人生を終えるときには
“あ~楽しかった。ありがとうさん。”
と言って閉じたいとつくづく思う今日この頃でございます。