合資会社鷲田民蔵商店

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女将のつぶやき

孫の成長

ごめんください。

先日、市内の中学校の11名が、手をけがして出血していた高齢男性を見つけ、学校に連絡し保健室まで送り、手当てを受けて奥さんと帰宅出来たという事で表彰を受け、このニュースが新聞、テレビに出ました。

その中に孫娘もいて、その場で感想を求められ、しっかりと話している孫の姿に成長を感じ、感慨深い気持ちになった次第です。

 

思い起こせば、15年前。60年ぶりに我が家に女の子が誕生し、その時、先代の母が

“御観音様が夢枕にお立ちになって、この娘に二物を与えると言っていたの”と

嬉しさの余り、私に話したことがありました。

二物とは何なのか。想像豊かな母のインスピレーションだったのでしょうか。

 

赤ちゃんの時、お昼寝の前に息子達が使っていたおんぶひもでおんぶしていました。

長い土縁を歩きながらお庭を眺め、水槽の中の金魚に話しかけ、事務室前の鏡でトローンとした顔を見てから、お昼休みで誰もいない蔵の中に入ります。

子守歌はチェリッシュの“てんとう虫のサンバ”。

ゆったりスローモーションで歌います。

 ♬あなたと私が夢の国♪ から始まり

 ♬赤、青、黄色の衣装をつけたてんとう虫が♪

 

というフレーズでボイラー室付近に来ます。

そこに来ると可愛い頭が私の肩にもたれかかり、スースー寝息を立て始めるというルーティンで寝かせておりました。

このおんぶの際のもたれかかりとその肌ざわりが心地良く、今もその感覚がなつかしく蘇ってきます。

今回、制服のセーラー服姿で載せていただき、私の記憶の中にしっかりと大切に刻み込まれた気がします。ありがとうがんす。

 

一月に鶴岡の寒だら祭りが盛大に行われました。

お天気も良く、ここは鶴岡と思うくらい、人、人、人の波でした。

“わしだのあま酒”のブースも設けていただき、お嫁さんと孫娘の母娘2人で

プレーン、ココア、抹茶、あんこバージョンの4種類のあま酒を展開し、又、致道館高校の郷土食アンケートのあま酒試食分も重なり、てんてこまいの忙しさで頑張っておりました。

とても楽しかったそうです。

 

“最近お母さんに似てきたよね”という声を耳にすることが多くなってきました。

明るい笑顔で頑張り屋さんだからとても嬉しいです。

3年後、大学に行くときは鶴岡を離れることでしょう。

孫娘には怒った事がなく、何でも受け入れてしまうばぁばですが、彼女が大人になっていく過程を、姿を大いに楽しみたいです。

孫には甘がんすのぉー!!

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